2018/12/18 21:56
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大福茶、をご存知ですか。
おおぶくちゃ、或いは、だいふくちゃとも読みます。
関西、主に京都で平安時代から続く習慣で、新年に飲むお茶のことです。
その由来は平安時代の村上天皇の頃、疫病の流行に際し空也上人が十一面観音像を彫り、その観音の供え物としていたお茶を飲んだ病人の多くが回復したという言い伝えがあります。また村上天皇もそのお茶を飲んだところ、病から回復したという言われもあります。
天皇がこれを吉例として元旦に服用することになり、これにならい一般の人々も一年の邪気を払うため、元旦に飲むようになったという事です。
年の初めに、新年を迎えた喜びとその年の無病息災を願って飲むお茶です。
大福茶という種類のお茶があるわけでなく、梅干しや結び昆布、豆類、玄米、抹茶などをブレンドしています。
その土地、またお店によって様々な大福茶があります。
神戸芳香園の大福茶は、玄米茶に抹茶を合わせました。
香ばしい煎り玄米、上質な抹茶をブレンドした玄米茶。ちょっと贅沢な、特別なハレの日のための玄米茶。
新しい年の始まりの日にご家族で、その年の幸せを願ってお楽しみいただければと思います。
また、新年の御挨拶としてもお使いくださいませ。
福茶して 先づ一笑や 雨靜か 村上鬼城
皆様にとって新しい年が、幸せな一年でありますように。