¥4,400
白磁の白さと滑らかさ、50年以上経った今見ても全く色褪せないグラフィカルなネイビーのデザイン、そして繊細な金彩。
これらが融合した「昭和ミッドセンチュリー期のノリタケの良心」を感じさせるヴィンテージピースかと思います。
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このバックスタンプ(刻印)は、通称「月桂樹N印(赤/朱色)」と呼ばれるもので、主に1953年から1950年代後半頃にかけて国内向けに製造された製品に使用されていました。
当時の社名である「日本陶器会社(NIPPON TOKI KAISHA)」の頭文字「N」を月桂樹で囲んだこのデザインは、昭和中期のノリタケを代表するバックスタンプの一つです。
アンティークやヴィンテージの市場では、戦後のこの「赤の月桂樹N印」がついた昭和レトロな製品を、戦前のオールドノリタケと区別して「プレミアノリタケ」と呼んでびます。
サイズ:Cup W8.5cm×H5.5cm Saucer W16cm×H2cm
材質:磁器 生産国:日本 1950年代
1950年代に作られた、ノリタケの非常に意匠性の高いヴィンテージ品(プレミアノリタケ)です。
カップはヨーロッパの伝統的な紋章を思わせるクラシカルな幾何学模様が、ストライプ(縦縞)状に配置されています。
ソーサーもは、リズミカルに並んでいる四角いアイコンの中にフランス王室の紋章としても高名な「フルール・ド・リス(アイリス/アヤメの花を模した紋章)」をデフォルメしたようなモチーフが描かれています。
1950年代は、戦後の北欧モダンやミッドセンチュリーデザインが世界的に流行し始めた時代です。ノリタケもそうした海外の新しいトレンドを意識しつつ、伝統的なヨーロッパのモチーフをすっきりと現代的(当時において)に昇華させた、非常にハイセンスなテキスタイル風のデザインを多く生み出していました。
カップの形状は、円筒形に近いシンプルで端正なフォルムです。
また、カップの縁やハンドルの背、ソーサーのリム(縁)に施された「金彩(ゴールドリム)」が、ネイビーと白磁のコントラストをきゅっと引き締め、カジュアルになりすぎず、高級感のあるクラシックな雰囲気を添えています。
一般的に、紅茶の場合は香りを楽しんだり、紅茶の美しい水色(すいしょく)を見せたりするために、口が広く浅いフォルムのカップが一般的です。コーヒーは温度が冷めにくいように、口が狭く、背が高いく筒型に近い直線的な形状が多いです。
このカップは口が程よく広く適度な深さもあり、に両方の特徴をバランスよく併せ持った形をしています。
1950年代の日本では、紅茶専用・コーヒー専用といくつも食器を揃える家庭は少なく、1セットのカップ&ソーサーを「お客様が来られた際に、コーヒーでも紅茶でも、あるいはココアでも、何にでもモダンに使える万能なおもてなしの器」として大切に扱うのが一般的でした。
そのため、このように汎用性の高い「どちらを出しても上品に見える、兼用しやすい形状」を多く採用されていたようです。
モダンなインテリアにも、ノスタルジックな和モダンの空間にも美しく馴染むデザインですので、特別なティータイムにはもちろん、コレクションとしても非常に価値のある素敵な一客だと思います。
良好な状態ですが、ヴィンテージの物なので新品というわけではないという事をご承知ください。
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神戸芳香園 岩谷節美 兵庫県公安委員会 第631122600014号